情報工学工房ダンボールコミュニケーションロボットチーム2020前期活動紹介(2020/8/14)

こんにちは!Ⅰ類(情報系)1年の江連と大住です。ここでは情報工学工房について紹介します。
電気通信大学にはⅠ類、Ⅱ類、Ⅲ類の3つの類があり、Ⅰ類では情報に関すること(AI、VRなどもあります)を学ぶことができます。そしてⅠ類を目指そうという人に特におすすめなのがこの情報工学工房です。情報工学工房とは、ロボットを動かしたり、プログラミングしたり、AIを使って小説を書いたり、、、など(詳しくはホームページへ)好きなテーマを選んで1年間開発する授業らしくない授業です。大学では何十人もの学生が一斉に授業を受けることがほとんどですが、この情報工学工房では、少人数で自分の興味があることを学ぶことができます。

昨年の活動はこちら 

ダンボールコミュニケーションロボットチームはロボットを組み立て、各自が命令を書き込んで自己紹介をさせました。ロボットは「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する知能化した機会システム」(出典:総務省 コミュニケーションロボットとは)と定義されており、すでにボタンを押すとパターンに従ってロボットに喋らせることができています。また、駆動系として首が可愛くフリフリ動きます。
このロボットには自分でセンサーを追加したり、プログラミングでより高度な制御を目指したりと、可能性が無限大にあります。現在は自分がやりたいサービスを実現するために何をするべきなのか、イメージを膨らませています。

前期の工房は、Zoomを用いたオンラインのみの活動になりましたが、OBやエンジニアの山口さん、庄野先生のサポートもあり、ダンボールコミュニケーションロボットに関わる技術を学べました。後期には、実際にそれぞれがダンボールコミュニケーションロボットを開発し、様々なサービスを検討したいと思います!

J1実験:論理回路(オンライン実験)の紹介(2020/8/14)

こんにちは!I類(情報系)計算機室管理者の島崎です。本日は、I類(情報系)3年次の情報数理工学実験第一・コンピュータサイエンス実験第一のJ1課題(論理回路)についてご紹介します。
※昨年の投稿はこちら

電通大は現在、新型コロナウィルス感染症の影響で、前期授業は原則、オンラインで実施しています。
その中で、実験もオンラインで実施することになりましたので、I類(情報系)成見先生、赤池先生と遠隔で実験が可能なリモートコントロールアプリとFPGAボードを開発しました。

従来は、学生がFPGAボードやオシロスコープを操作して実験を行うのですが、オンラインだと操作ができません。
そこで、下記のようにFPGAボードとオシロスコープを遠隔で操作するための基板を新たに開発し、Arduinoを用いて操作する仕組みを25台分用意しました。具体的には、下記のようになっています。

開発には、実際にJ1実験を受講したことがある大学院生のTAも協力してもらい、CAD化や半田付けを担当してもらいました。

実験は、7/8 から 8/5 に3つの組に分けて、Zoomを用いて実施しました。学生は、遠隔での実験に苦労しており、頑張ってレポート書いています。今後、遠隔での実験方法を検証するために、実施したアンケートとログデータを分析して論文にまとめる予定です。今後、オンラインでの実験や演習についてI類(情報系)の様子を学生が発信してくれる予定ですので楽しみにしてください!※学生と教員と協力して、なるべくI類(情報系)の様子が伝わるよう努力いたします、、。

情報工学工房ダンボールコミュニケーションロボットチーム後期活動紹介(2019/10/30)

こんにちは。I類(情報系)計算機実験室管理者の島崎です。本日は、情報工学工房ダンボールコミュニケーションチームの活動を報告します。これがダンボールコミュニケーションロボットです(顔は作成中)。

ダンボールコミュニケーションロボットは、Raspberry Pi と呼ばれる小さいコンピュータからできています 。Googleの音声認識機能を用いて、様々なサービスを作ることができます。

ダンボールコミュニケーションロボットチームは、1年生から大学院生まで様々な学生が毎週集まって、ロボット作成に必要な技術を自主的に勉強しています。

実際に、学生が作っているダンボールコミュニケーションロボットは様々。
1年生から3年生まで様々な類の学生や大学院生と一緒に学んでいます!

ダンボールコミュニケーションロボットチームは、電気通信大学図書館のAgoraと呼ばれる学修スペースで毎週水曜の5限に活動しています。

ダンボールコミュニケーションチームは、庄野逸教授、モバイルクリエイト株式会社のエンジニア山口さんのご協力で運営しています。講義と違い皆でディスカッションしながら楽しむことを大切にしています。

それぞれの学生が設計したユニークな制作物は、11月以降に紹介する予定です。

情報工学工房では、電気通信大学の学園祭(調布祭)と同時開催のオープンキャンパス(2019/11/24)も様々なテーマの学生さんが制作物を発表する予定です。https://www.uec.ac.jp/opencampus/

是非、ご覧ください!

情報工学工房FPGA班2019夏休み&後期活動紹介(2019/10/28)

こんにちは!I類(情報系)計算機実験室(CED)管理者の島崎です。

今回は、情報工学工房FPGA班の活動を行います。FPGA班では、夏休みと後期にかけてそれぞれ、自分たちの作りたいハードウェアを設計しています(詳しくは来月の中間発表で話します)。今年のFPGA班の活動は、前期と後期共に金曜(16:30-18:00) に行っています。

まずは、夏休みの風景です。

実は、全員2019年に入学した1年生!所属する類もI類だけでなく、II類やⅢ類とバラバラ。夏休みに自主的に取り組みました。

次に、後期より情報工学工房で利用している部屋に期間限定で基盤加工機を設置し、実際に活用している様子です。

これは、基盤加工機と呼ばれる電子回路の基盤を作成できる機械
実際に1年生が初めて作成した基盤。左が一回めで、右が一回目

それぞれの学生が設計したユニークな制作物は、11月以降に紹介する予定です。

情報工学工房では、電気通信大学の学園祭(調布祭)と同時開催のオープンキャンパス(2019/11/24)も様々なテーマの学生さんが制作物を発表する予定です。https://www.uec.ac.jp/opencampus/

是非、ご覧ください!

コミュニケーションロボットを作ろう!(2019/7/10)

こんにちは。 Ⅰ類(情報系)計算機室管理者の島崎です。 今回は、私も関係している情報工学工房について紹介します。情報工学工房は、Ⅰ類(情報系)の名物?の授業で、学生と教員が1年間、好きなテーマを設定して、ソフトウェアやハードウェアを開発する授業じゃないような授業です。参考:情報工学工房ガイダンス資料 http://www.taka.is.uec.ac.jp/~kudoh/misc/kobo_guidance2019.pdf

今回は、情報工学工房のテーマの1つである「ダンボールとRaspberry Piで「会話ができるコミュニケーションロボットを作ろう!」を紹介します。

担当は、 Ⅰ類(情報系 )メディア情報学プログラム庄野逸教授、電通大アライアンスセンター入居企業モバイルクリエイト株式会社の山口博光さんです。

モバイルクリエイト株式会社の山口さん。電通大の教職員だけでなく、電通大のインキュベーション施設に入居しているプロのエンジニアから学べるのがこのテーマの魅力。

山口さんが開発したコミュニケーションロボットは、電気通信大学の図書館、100周年キャンパスのセブンイレブン、マルツエレックで活躍しております。本テーマは、コミュニケーションロボットを作ることで、コンピュータサイエンスの基礎知識、Linuxやネットワークに関する実習、コミュニケーションロボットを活用したサービスを考えることを目指しています。

2年生と3年生が協力してブレッドボードで回路を作成している様子。講義で学んだ知識をもとに、学年や類を横断した学生と授業を行っている。

本テーマは、電気通信大学図書館のAgoraというアクティブラーニングスペースで毎週水曜日の5・6限に授業を行っています。興味のある人は何時でも尋ねてください!文責:島崎

J1実験:論理回路の紹介(2019/7/10)

こんにちは。Ⅰ類(情報系)計算機室管理者の島崎です。私は Ⅰ類 (情報系) の学生や教員の教育を支援する技師という職員です。今回は、私も担当している3年生の実験を紹介します。情報数理工学実験第一・コンピュータサイエンス実験第一(MICS実験第一)は、情報数理工学プログラム(MIプログラム)とコンピュータサイエンスプログラム(CSプログラム)3年生前期必修科目です。実験は、J1からJ8の8つのテーマがあり、今回は、J1実験の論理回路実験を紹介します。

実際に学生が実験を行っている様子。計算機上で設計した回路をFPGAに書き込み、オシロスコープで波形を観測している。

J1実験では、論理回路と呼ばれる電気信号のONとOFFを1と0の2値で表現した回路を、FPGAというプログラムで回路を作成できるハードウェア上に設計する実験を行います。

論理回路は、2年生の「論理設計学」という講義で学びます。J1実験では、私の先輩である奈良岡学術技師が開発した、オリジナルのFPGAボードを用いた実験を行うことができます。 Ⅰ類(情報系) では、他にも多くの実験・演習・工房授業があるので、今後も紹介していきます!文責:島崎