2021年度 Ⅰ類(情報系)計算機室(CED)のTAの岡崎です.今回は,CEDにおける今年度前期のTA業務について軽く振り返ります.
CED,CED TAについて
CEDについてはⅠ類の学生さんであれば知っている方も多いのではないでしょうか.主にⅠ類・I専攻(情報・ネットワーク工学専攻)の学生向けの計算機室として,西9号館2階に”CED”が設置されています.CEDの紹介動画
私たちCED TAは,主に計算機室の開館・閉館作業や,対面で利用者の質問対応を行う予定でした.しかし,新型コロナウイルスの影響で,昨年度と同様,オンライン主体での取り組みに向けた補助業務を行っています.
CED TA Zoomオフィスアワー,HP管理
昨年度より,引き続き行っている取り組みとして,”Zoomオフィスアワー”があります.これは,決まった時間にCED TAがZoomのミーティングルームを開放しておき,時間内の好きなタイミングで学生の皆さんから受けた質問に対応,補助を行うものです.また,遠隔での実験や演習の授業の際にCED TAがサポートに入ることもありました.
皆さんから多く寄せられる質問はCEDのHPにまとめています.特に,遠隔実験,演習で使用するMobaXtermやVNC接続関係の質問が多く寄せられました.
また,CED HPの管理を行っており,特にCEDのGUI環境を実行するためのVNCの利用方法についてHP上にまとめています.今学期は皆さんからの質問を受け,VNCの設定方法をブラッシュアップし,設定方法についての動画を作成しました.動画はWindowsはこちらで,Macはこちらです.※UECクラウドアカウントのみ閲覧可能です.
FPGAボードの作成
今年度は昨年度同様,情報数理工学/コンピュータサイエンス実験第一のJ1実験にて学生の皆さんはプログラムで回路を設計するFPGA,およびそれを操作するFPGAボードを遠隔で利用しました.私たちCED TAは半田付けを行い,FPGAボードを作成しました.皆さんの中にはこちらのボードを遠隔で利用した方もいらっしゃるのではないでしょうか.
J1実験のオンライン化の取り組みについては下記の記事をご覧ください.
対面へ向けての取り組み
本記事執筆時点(2021/11/1)では,新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあり,大学の授業も対面主体方式へと切り替わりました.そのような動きを受け,CEDにおいても対面化に向け計算機の消毒,清掃などを行っています.対面で利用可能な端末は限られていますが,現在は遠隔,対面のどちらの形式でも利用可能にし,皆さんが柔軟に選ぶことができるようにサポートしています.対面では既に十数人の学生の方が来室し,友人同士で相談して実験や演習を行っています.
後期は対面化も進み,Ⅰ類1年生の利用も増えます.私たちCED TAは今までCEDを使ったことのない方からの質問や,遠隔利用時のトラブルなどにできる限り答え,サポートいたします.活発に議論しながら計算機に向かう皆さんの姿を見られることを楽しみにしています.今後もCED TAをよろしくお願いします.