FPGAテトリス(オンライン実験)

2020年度のテトリス実験はオンラインで行いました。

実験にはJ1実験で利用したリモート操作可能なFPGAボードを使用しています。テトリス実験は課題の中で音声出力モジュール、映像出力モジュールを作ります。しかし、リモート操作用FPGAボードには映像や音声を出力するための端子がありませんでした。そこで、VGAや音声出力用の端子を利用するために拡張基板をFPGAボードに接続して使用しました。また、リモート操作アプリケーションは実験室の音声を聞ける機能が追加されました。

授業では例年通り1-6回目の授業でテトリスの作成をして、7回目の授業にプレゼン発表をしました。

今年は実験室の開室時間外でもFPGAボードの実機動作確認(遠隔)ができるようになったこともあり、手の込んだ作品が多く見られました。(昨年までは実験室が空いてないと実機動作は出来ませんでした)

また、昨年と使用するFPGAボードが変わり、使用できる回路資源が減ってしまったことから、リソースの少ない回路を作る必要がありました。そのため、テトリミノの形や色、ドット絵、ゲーム性、音など人によって力を入れる場所が異なっていました。

MICS杯

9月5日〜25日の期間に、MI/CSコースの学生を対象にFPGAを使ったゲーム大会(MICS杯)を開催しました。MICS杯ではゲームを設計する設計部門、作ったゲームをプレイする競技部門があり、参加者はそれぞれの部門で競い合いました。

MICS杯では前期のJ1実験で使用したリモートで操作可能なFPGAボードを使用しました。このFPGAボードではGUIアプリケーションを使ってFPGAボード上のスイッチを操作したり、カメラからオシロスコープの波形を確認したりすることができます。

※リモート操作可能なFPGAボードについてはこちらの記事でも紹介されています。

設計部門は5日から23日まで行われました。最終的に3つのゲームがエントリーしました。

・Light out:全てのランプを消すようにスイッチを押すゲーム

・FPGAマインスイーパー:周辺の地雷の数から地雷の入ってないマスを見つけるゲーム

・洞窟Run:岩(上の波形)を避けながら洞窟を走るゲーム

競技部門では24日に予選が、25日に決勝戦が行われました。表彰式では藤井雄大さんが優勝、ブシャダさんが敢闘賞、桃太さんが設計部門賞で表彰されました。

MICS杯は公式Twitterアカウントもあります。Twitterでは設計部門で投稿されたゲームの動画での紹介などをしています。是非ご覧ください!!

https://twitter.com/MICScup_uec











※ここから先はMICS杯の裏話

MICS杯は成見研主催で開催されました。

成見研究室では毎年9月に夏の合宿を行っています。夏合宿では昼間に旅行先で遊んだり、夜にB4の学生の卒研中間発表の練習をしたりします。しかし今年は新型コロナウイルス感染症の影響で合宿は中止となりました。そこで合宿の代わりとなったイベントがMICS杯だったのです。

予選・決勝を行った24日、25日の午前中は研究室で密を避けながら発表練習をしました。午後はご飯を食べにお出かけをして、夕方からMICS杯の準備、開催をしました。

25日のお昼は調布飛行場に隣接するプロペラカフェに行きました。

窓から見える滑走路

プロペラカフェのハンバーガー

VRフライトシミュレータを体験する成見先生