VR授業@コンピュータグラフィックス

MICSで開講されている、成見先生の担当するコンピュータグラフィックスの授業では今回、UnityとKinectを利用したVR授業の試作に取り組みました。その様子と、簡単な仕組みについて紹介します。

普段のコンピュータグラフィックスの授業では三次元CGの基本的な要素技術やOpenGLのAPIを用いたプログラムの作成技術を学びます。

VR授業には、同じく成見先生が指導する学食テレビの活動の一環として開発された、電通大を舞台にしたモバイルアプリ「U Explore Canvas」(UExC)から接続します(iPhone用Android用)。

実際のアプリ上では、以下の動画のような様子になっています(音声付き動画)。

Kinectで黒板を撮影しながら、人体の検出を行い先生を消去しています。また、骨格を取得してバーチャルなキャラクターが先生と同じ動きをしています。さらに、上の動画のリンク先で音声を確認するとわかりますが、ボイスチェンジャーによって先生の声が女声に変換されています。

また、土台となっているUExCはゲームアプリなので、もちろん周囲をゲームのように動き回ることも可能です。以下の動画では黒板の周りを歩き回ったり視野を回転しています。

このVR授業には現在学内ネットワークからでないと接続できないようになっているので、自宅からアプリ内で授業を受ける、という訳にはまだいきませんが、未来の新たな授業のあり方を感じさせてくれるのではないでしょうか。